「風情あふれる蔵の町並み」コース
須坂市は、明治~昭和初期にかけて製糸産業で栄え、かつては日本有数のシルクの町でした。今もその時代の土蔵造りの建物や町家が多く残り、蔵の町並みも風情な佇まいを見せています。日本各地に「蔵の町」はありますが、ここには整備された建物や町並みだけではなく一般の家や商店にも蔵造りの建物が多く残り、その規模は他の町にも負けない見応えのある町並みとなっています。蔵の町並みも風情な佇まいを見せています。
蔵の町並み
江戸時代は、須坂藩主堀氏の館町(陣屋町)として、また大笹街道の追分の地として、数々の商取引が行われました。その後、明治から昭和初期にかけて近代製糸業によって繁栄し、今も豪壮な土蔵造りの旧製糸家建物や繁盛した大壁造りの商屋などの町並みが残されており、蔵を生かした商店、博物館、美術館など当時を偲ぶことができます。
詳しくはこちら須坂クラシック美術館
幕末から明治時代にかけて呉服商、製糸業で栄えた町家を美術館としている。当時の製糸家の様子が分かる造りとなっており、李朝時代の陶器や民芸品、家具などを展示している。
旧小田切家住宅
小田切家は、麹、蚕糸、呉服商などを営む豪商として、幕末まで町年寄りや須坂藩の御用達を勤めていました。現存する建物のほとんどは明治時代に再建したものです。製糸業で栄えた須坂の歴史と、当時の人々の暮らしを現代に伝える重要な遺産として「長野県宝」に指定されています。
塩屋醸造
"江戸時代から伝わる三十石桶が立ち並ぶ塩屋の蔵。10棟の蔵を持ち国の有形文化財に指定されています。
代々の蔵人が守ってきた伝統の手法と 蔵にすむ菌が創り出す塩屋の味は、併設されている直売店で購入できます。味噌蔵見学も可能です。(要予約)"
遠藤酒造場
日本酒醸造元。創業元治元年(1864年)、須坂藩御用達の酒蔵として創業し、以後、藩主への献上酒を納めてきました。国際コンクールW金賞・全国新酒鑑評会3年連続金賞受賞蔵。常に約30種類の日本酒を無料試飲できます。
田中本家博物館
江戸中期創業。代々須坂藩の御用達を務め、その財力は須坂藩をも上回るとまで言われた北信濃屈指の豪商。敷地面積三千坪、二十の蔵が取り囲む豪壮な屋敷構えは、今なお当時の面影を 伝えており、内部には池泉廻遊式庭園のほか客殿や主屋などが軒を連ね、四季折々 に散策がお楽しみいただけます。
青木屋小路
城下町須坂の旧市街地は、町全体が巨大迷路である。その代表的小路!「青木屋小路」、上空から俯瞰すると三角形を呈している。そこに、僅か1万3千石とはいえ城下町なので、攻め入られた時の為に態と複雑に設計されている。